ナミキ エンペラー 金魚 ５０号 千田正樹作 大型蒔絵 万年筆 パイロット NAMIKI ナミキの最高峰エンペラーコレクションから、ベストタイプの金魚５０号を出品します。 金魚は戦前から製作されてきた並木蒔絵万年筆の表看板とでも言える代表的図柄。 キャップに２尾、軸に１尾の計３尾の金魚が肉合研出高蒔絵で描かれています。 肉合（ししあい）とは、高蒔絵を前後に重ねるようにして描くことで遠近感を表現する最高難度の技法。 金魚は蒔絵の図柄の中でも難度が高いといわれる。黒目の大きさや入れる位置がちょっとでもズレると生きた目にならない。また、水中でひらひらと舞う尾ひれのグラデーションも手技を尽くさないとぼてっと重たくなってしまう。 戦前戦後にかけての名蒔絵師の松美、松悦。彼らの研ぎ出しや高蒔絵の金魚を以前所蔵していたが、まるで生きているかのような絶品。しかし今はもう入手できない。 このエンペラー金魚も制作過程でどうしても出来不出来のばらつきが出てきてしまう。その点、本品はよくできており、目に力があり、漂うように描かれた尾ひれが非常に美しい。エンペラーの中でも特別な逸品だと思います。 ナミキのエンペラー金魚は販売が開始されてかなりの年数が経っているのでいつ製作終了になってもおかしくないと思われます。そうなると確実に値上がりします。 形状もベスト型で戦前のダンヒルナミキの雰囲気があり、おすすめの一品です。 付属品は全て揃っている完品で未使用品ですので、この機会にぜひコレクションに加えてください。 蒔絵師千田正樹のインタビュー記事https://www.starflyer.jp/inboard/magazine/special/pdf/201704.pdf ナミキの金魚の製作の紹介https://www.pilot-namiki.com/jp/ エンペラー金魚の全周詳細画像https://www.pilot-namiki.com/jp/collection/emperor/gold-fish/